感染症について
身の回りには、目で確認できませんが、あらゆるところにさまざまな微生物が生息しています。
そのすべてが子孫を残そうとしており、そのために増殖しようとしています。
このような増殖が食べ物の中で行われると、食中毒や腐敗の原因になりますが、人や動物のなかで増殖した場合(これが感染です)、それらに疾病を引き起こすことがあります。
これが感染症と称されるものです。
感染の成立ということがあります。。
バイキンの病気を起こそうとする力(病原性:毒力と菌量) が人の抵抗力よりも強くなった場合に感染が成立します。
バイキンの数が増えて病原性そのものが強くなったり、もともと非常に強い場合は、誰でも感染してしまいます。
逆に、人の抵抗力が非常に弱い場合、ふだんは何ともないような菌(平素無害菌)に感染し、病気になることもあります(日和見感染)。
病院や施設には、非常に抵抗力の低下した人(易感染性患者)がいますので、日和見感染が問題となっています。
感染するには3つの要素があります。
感染源 。
感染ルート。
感染を受けやすい人(感受性のある宿主) 。
発症と保菌者。
感染した結果、セキやくしゃみ、発熱、下痢のような症状が現れることが発症です。
症状が現れるまでのしばらくの期間が潜伏期です。
感染しても症状が現れないことがあります(不顕性感染)。
このような人が保菌者(キャリア)です。
保菌者は感染したことに気が付いていないため、菌をばら撒く感染源になることがしばしばあります。
このようにその人の抵抗力が低下したときに発症することがあり(潜伏感染)、日和見感染の要因のひとつになっています。
インフルエンザの予防について
インフルエンザの感染予防には以下のことに留意しましょう。
外出後は、必ずうがいと手洗いをしましょう。
流行期間中は、なるべく人混みをさけましょう。
室内の乾燥に気をつけましょう。
マスクを着用しましょう。
規則正しい生活を行い、栄養と休養を十分にとりましょう。
インフルエンザに罹患したあとの対応も非常に大切です。
かかった後は、とにかく十分に安静をとったうえで、
栄養不足にならないよう気をつけることがとても肝要です。
(医師の診察を受けた方が確実です。
) 無理をして学校や会社に出ると、こじらせる原因になりますし、ほかの人にうつしてしまう可能性もあります。
インフルエンザワクチンの接種時期についてです 。
流行の1か月前くらいの11月〜12月の間に、1回または1〜4週間の間隔をおいて2回接種します。
(※ 12歳以下の年齢の方については、2回接種することが基本となります。
)
一般に成人は、過去のインフルエンザの免疫があり、1回の接種でも免疫効果があると考えられています。
特に、65歳以上の方や基礎疾患を有する方(心疾患、肺疾患、腎疾患など)は重症化しやすいので、かかりつけ医師とよく相談のうえ、早めに接種を受けることをおすすめします。
(※ 65歳以上の高齢者については、1回の接種で十分に抵抗力がつくとの研究結果がレポートされています。)
)
インフルエンザについては、このようなことに注意が必要です
感染症において留意しておくべきこと
感染症とは、いかなるものでどのような種類があるのでしょうか。
感染症には、エイズやO157、SARSなどの新しい病気や、近い将来克服されると考えられてきたにもかかわらず勢いを盛り返してきた結核、インフルエンザのように季節によって流行する病気など、いろいろなものがあります。
最近では、飛行機などの交通手段の発達により、以前日本にはなかった病気で外国から入ってくると心配されている感染症もあります。
感染症に備えるには、まず、感染経路を断つことです。
全ての感染症予防の基本として、流水・石けんによる手洗いを頻繁に行い、手を常に清潔に保つことが重要です。
なんといっても体調管理に気をつけ、病気への抵抗力を保持することも重要です。
感染症とは、細菌やウイルスなどの病原体が体の中に入って増殖し、発熱、下痢、せき等の症状が出ることをいいます。
感染症には、人から人にうつる(感染する)もの、動物や昆虫から人にうつるもの、傷口からうつるもの、食べ物からうつるもの、があります。
感染してもほとんど症状が出ずに終わってしまうものもあれば、一度症状がでるとなかなか治りにくく、時には死亡するような感染症もあります。
以上のような点に注意して感染症を断ち切りましょう。
結核という感染症
結核とは『結核菌』という細菌が直接の原因となっておこる感染症です。
肺結核のほか、血液により全身に菌が運ばれていろいろな部位に病巣をつくることもあります。
そして、最後に肺の組織が破壊されて呼吸が困難になるとか、他の臓器の機能が冒されるなど生命の危機を招くことになります。 症状は、当初は全身倦怠感、食欲不振、体重減少、
37℃前後の微熱が長期間にわたって続く、就寝中に大量の汗をかく等。
昔は不治の病と言われていましたが、今では投薬療法で治ります。
結核に感染しても、普通は免疫の働きで発病を防ぎ、感染した人で一生のうちに発病するのは10人に1人程度といわれています。
【危険信号が出てきます】
最初のうちは風邪と同じような症状ですが、2週間以上も微熱や咳、痰が止まらない時は危険信号です。
症状が進むと、全身に倦怠感(だるさ)がでたり、寝汗、胸の痛みなどが出たり、血痰がでたり喀血することもあります。
根源である結核菌というものは、長さは1〜4ミクロン(千分の1mm)、幅が0.3〜0.6ミクロンの抗酸菌(グラム陽性菌)で、表面はロウ状の物質の丈夫な膜で覆われ、いくつもの菌がくっつきあって房のようになっているのが特徴です。
1回の分裂に10〜15時間かかるため、培養結果を見るには4〜8週間もかかり、結核の早期診断上の大きな障害となっていましたが、最近は遺伝子工学の技術で新しい方法が確立され、少量の菌でも数時間以内に検出することができるようになりました。
抗酸菌は、脂質につつまれていて、酸、アルカリ、消毒剤、日光(直射で20〜30時間、日陰では数週間〜数ヶ月間生存)などにかなり抵抗性があります。
結核菌は細菌の中で、芽胞を除いて最も強力ものと言えるほどです。
こわい結核を十分認識し、予防しましょう。
エキノコックス症という感染症
エキノコックというものを耳にしたことがあるでしょうか。
エキノコックスは寄生虫の一種です。
単包性と多包性の2種類があり、北海道のものは、多包性のエキノコックス症です。
また、成虫(親虫)と幼虫(子虫)がいますが、成虫は主としてキツネに、幼虫は野ネズミに寄生しています。
成虫は卵をつくりますが、その卵が何らかの機会に人の口に入ると、腸で卵から幼虫となり、主に肝臓に寄生し、エキノコックス症という病気を引きおこします。
正しい知識があれば感染を予防することができます。
どのように人に感染するの?
エキノコックスの卵が口に入ってしまった場合に感染することがあります。
エキノコックスが寄生したキツネやそのふんに直接さわったり、ふんに汚染された山菜や沢水を口にすると感染する危険があります。
人から人や、ブタや野ネズミから人に直接感染することはありません。
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